浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



箱根塔ノ沢・福住楼 その4

dancyotei2015-12-31

12月26日(土)〜28(月)



引き続き、箱根塔ノ沢の老舗温泉旅館の


[福住楼]の二日目。

夕飯。

毎度書いているが、基本日本人というのは連泊はせず、

一泊のみ。それで用意している献立も一種類。

どこの旅館もそうであろう。

そして、イレギュラーにごくたまに二泊するお客用には

ほぼ決まった献立を出す。





お造り。



鰤、白身は鯛、鮪、いかは肉厚なのでもんごういかか。

海老、上の小鉢はむいた白海老のよう。

中央の酒菜。



左から、湯葉、ふぐ皮ぽん酢、もずく酢。



左の鍋は、鮑。



これが毎年、二日目、判で押したように同じもの。





活鮑バタ焼き。簡単でうまい。まあ、よいのではないか。



焼物。鰤照り焼き。



二つ目の鍋。



豚の甘辛のすき焼き風。



揚物。



昨日の献立に書いてあった、目光(めひかり)。

目光といううのは、私はあまり食べた記憶がないが

どちらかといえば、深海魚に近く、脂が多く身が柔らかい。

こうして揚げてもうまい。



豚の鍋もできた。

最近増えているご当地豚。なかなか歯応えがあって、

うまい豚肉である。

煮物とご飯。



鯛の兜煮。

蕪ときゅうりの糠漬け、赤だし。

ここのお客は半分以上が既に外国人のよう。

お姐さんに鯛の兜煮など、骨をなめるような食べ方になるが、

外国人は大丈夫なのかと、聞いてみたら、今時彼らも慣れており、

なんの問題もなく食べるそうである。

そして、さらに聞いてみると、連泊をするのは

むしろ、外国人、特にアジア系ではなく、欧米系の白人が多いという。

3泊、4泊。

なるほど。

私達も、南の島にダイビングをしに行くが

基本滞在型で、一週間は居る。

彼らは南の島でなくとも同じ宿に連泊して

箱根観光をしているのであろう。

二泊目までは今日の献立でここの板長はほぼ決めているようだが、

三泊目、四泊目はどうなるのか、気になるところ。

すると、なぜか三日目はかなり力が入った献立になるという。

今度、三泊、四泊してみなければ。

しかし、三泊四泊、、、なにをしようか。

やはり、書きもの、か、な。

さて、二日目の朝。

これもほぼ、毎年同じ。



干物はえぼだい。オムレツにウインナー。



どちらもむろん、温かい。



生野菜、ポテトサラダ。

焼き海苔。

ほうれん草のおひたし。

焼き蒲鉾、わさび漬け、昆布佃煮、焼きたらこ。



なめたけおろし。





ねぎとろ

味噌汁は、とろろ昆布。

お新香。

以上。

一日目同様、多すぎずちょうどよい。





部屋で会計をし、10時すぎ出立。

今年も変わらず、女将さんが前の道の車を停めて

我々の車を見送ってくださった。

ありがとうございます。

お世話になりました。

今年もよい年越しができそうです。







福住楼









さて。



断腸亭料理日記、2015年、ご愛読ありがとうございました。

皆様の今年はどんな一年でありましたでしょうか。

相も変らず、駄文を書き連ねておりますが、明年もまた

引き続いてのご愛読のほどお願い申し上げます。

また、合わせまして、皆様の来る2016年がより佳き年と

なりますようお祈り申し上げます。

断腸亭錠志










 

12月26日(土)〜28(月)



引き続き、箱根塔ノ沢の老舗温泉旅館の


[福住楼]の二日目。

夕飯。

毎度書いているが、基本日本人というのは連泊はせず、

一泊のみ。それで用意している献立も一種類。

どこの旅館もそうであろう。

そして、イレギュラーにごくたまに二泊するお客用には

ほぼ決まった献立を出す。





お造り。



鰤、白身は鯛、鮪、いかは肉厚なのでもんごういかか。

海老、上の小鉢はむいた白海老のよう。

中央の酒菜。



左から、湯葉、ふぐ皮ぽん酢、もずく酢。



左の鍋は、鮑。



これが毎年、二日目、判で押したように同じもの。





活鮑バタ焼き。簡単でうまい。まあ、よいのではないか。



焼物。鰤照り焼き。



二つ目の鍋。



豚の甘辛のすき焼き風。



揚物。



昨日の献立に書いてあった、目光(めひかり)。

目光といううのは、私はあまり食べた記憶がないが

どちらかといえば、深海魚に近く、脂が多く身が柔らかい。

こうして揚げてもうまい。



豚の鍋もできた。

最近増えているご当地豚。なかなか歯応えがあって、

うまい豚肉である。

煮物とご飯。



鯛の兜煮。

蕪ときゅうりの糠漬け、赤だし。

ここのお客は半分以上が既に外国人のよう。

お姐さんに鯛の兜煮など、骨をなめるような食べ方になるが、

外国人は大丈夫なのかと、聞いてみたら、今時彼らも慣れており、

なんの問題もなく食べるそうである。

そして、さらに聞いてみると、連泊をするのは

むしろ、外国人、特にアジア系ではなく、欧米系の白人が多いという。

3泊、4泊。

なるほど。

私達も、南の島にダイビングをしに行くが

基本滞在型で、一週間は居る。

彼らは南の島でなくとも同じ宿に連泊して

箱根観光をしているのであろう。

二泊目までは今日の献立でここの板長はほぼ決めているようだが、

三泊目、四泊目はどうなるのか、気になるところ。

すると、なぜか三日目はかなり力が入った献立になるという。

今度、三泊、四泊してみなければ。

しかし、三泊四泊、、、なにをしようか。

やはり、書きもの、か、な。

さて、二日目の朝。

これもほぼ、毎年同じ。



干物はえぼだい。オムレツにウインナー。



どちらもむろん、温かい。



生野菜、ポテトサラダ。

焼き海苔。

ほうれん草のおひたし。

焼き蒲鉾、わさび漬け、昆布佃煮、焼きたらこ。



なめたけおろし。





ねぎとろ

味噌汁は、とろろ昆布。

お新香。

以上。

一日目同様、多すぎずちょうどよい。





部屋で会計をし、10時すぎ出立。

今年も変わらず、女将さんが前の道の車を停めて

我々の車を見送ってくださった。

ありがとうございます。

お世話になりました。

今年もよい年越しができそうです。







福住楼









さて。



断腸亭料理日記、2015年、ご愛読ありがとうございました。

皆様の今年はどんな一年でありましたでしょうか。

相も変らず、駄文を書き連ねておりますが、明年もまた

引き続いてのご愛読のほどお願い申し上げます。

また、合わせまして、皆様の来る2016年がより佳き年と

なりますようお祈り申し上げます。

断腸亭錠志