浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



仲御徒町・やきとん ま〜ちゃん

dancyotei2014-05-01



4月29日(火)夜



さて。
引き続き、飛び石休みの火曜日。


夜は内儀(かみ)さんが、もつ焼きが食べたいという。
原因は、私が先日、上野の[カミヤ]へ行ったのを聞いて。


祝日である。


やっているもつ焼きはどこであろうか。


浅草六区あたりならば観光客も多いし、おそらくやっているが、
他にはなかろうか。


ちょっと調べると、あった、あった。


例の仲御徒町[ま〜ちゃん]


5時から営業のよう、念のためTELをし、確認。


混んでいるであろうと、ちょっと時刻をずらして
8時頃出掛けることにする。


自転車。


夜になってやはり肌寒い。
セーターを着たが、足元は素足に雪駄


ちょっと妙な感じではあるが、
寅さんも、上着にダボシャツ、ズボンに雪駄であった。
(ようは、ガラが悪い恰好ということか。)


清洲橋通りを渡って、佐竹商店街を抜け、
竹町公園の脇を通って、自転車なら5分程度で
[ま〜ちゃん]に着く。


店の前に自転車を置いて入る。


ほぼ満席だが、二席は確保できた。


座って、チューハイ+半レモン。





ここはグラスに焼酎と氷、炭酸は瓶で別、の形式。



焼きとんは、メニューの端からバラバラと頼む。
タレか塩はおまかせ。


それからキャベツ味噌。
これは内儀さん。


キャベツからきた。





そして、焼きとん。



まずは、レバー。





塩。中は柔らか。



次は、タン。





これも塩で、柔らかい。



内儀さんが白菜の漬物を頼む。





白と、左は豚バラ。





たれ。


このあたりから、そうとうに脂っこくなる。
これが、うまい。焼きとんの醍醐味(?!)。



左が白コロで、右はあぶら。





あぶらはたれで、白コロは塩のようだが、なにか
他の味もついているような感じもする。


白コロというのは内側が全部脂なのだが、
適度に脂が落ちているよう。


追加で、煮込みと煮玉子。


ニコタマ一丁〜。」






あまりに脂っぽかったので、野菜も。


玉ねぎ。





ちょっと焦げているので、焦げくさいのかと思うと
そんなこともなく、うまい。


目の前で焼いていて、うまそうだったので、頼んでみた。


トマト、チーズのせ。





これがまた、ほっかほかのトマトで、
絶妙にうまい。




以上、ここまで。



うまかった。



酎ハイ二杯。



やっぱり、いい加減に酔っぱらった。



それにして、ここは、焼きとんにしても、野菜焼きにしても
やはり、ここで只者ではないと、いってよろしかろう。


焼き具合、味付け、ともにレベルは高い。


さて、この店、なんというのであろうか。


この前の上野[カミヤ]はむろん、うまいのだが、
ストイックというのか、余計なメニューは一切なく、
客層もクラシックというのか、まあ、
もつ焼きやらしいもつ焼きやと、いうのか。


それに対して、こちらは、ニューウェーブというのか
今の売れ線というのか、まあ、進化した焼きとんや。
客層も、休日のせいか、わざわざ訪れたらしき
女性二人組や若いカップル、果てはフランス人
らしいカップルまでいた。


もつ焼き、焼きとんは、ここ数年、
チェーンのようなところも増えブームといってよいのだろう。
しかし、この店のレベルのところはそうはないと思われる。


また、人気店にありがちなヘンな敷居の高さもない。


よい店であろう。




ご馳走様でした。






台東区台東4丁目6−1
TEL 03-3835-1758