今日は、このところの三つをまとめて。
この1週間、出張やらで忙しかったのだが、
その中で、書いておきたい三つ。
これは4月16日(水)。
泊まりで大阪から北陸出張。
帰りの駅弁。
福井の「鯛寿し」。
福井の駅弁というと「かにめし」の方が
人気があるのかもしれぬが、私は酢〆の魚の方が
好きなので、こちら。
福井県の鯛の酢〆というと、「小笹漬け」が
有名で確か、これは池波先生もお好きであったと
思われるが、これは福井県でも若狭の方で
小浜のもの。
箱はこんな感じ。
福井駅の駅弁である。
最近の駅弁は皆、きれいにデザインされており、
昔のような包装紙に紙の紐というのは少なくなったものである。
開けると、こんな感じ。
酢〆の鯛の押しずし、で、ある。
江戸前鮨でも春子(かすご)といって
小鯛を酢〆にしたものをにぎり鮨、に、する。
白身魚の鯛は、普通、生で食べることの方が
多いが、こうして酢〆にもする。
白身で酢〆にする魚は他にはあまり聞かない。
うまいもんである。
そして、ラーメンを二つ。
まずこれは17日(木)夜。
栃木から、この日は新幹線で上野駅に戻ってきた。
ラーメンが食べたくなり、ちょっと久しぶりに
御徒町の[武骨]へ。
御徒町の[武骨]も開店して大分経っていよう。
(2003年開店だった。)
イカスミの入った真っ黒のものと白い豚骨、
赤い辛いもの、黒白赤の三色三種類が看板で、ある。
[麺屋武蔵]というのは今は支店もいくつもあるようで
各店舗で皆味が違う。
チェーンというのともちょっと違うのかもしれぬ。
イカスミなど、最初は奇を衒(てら)ったものと
敬遠気味であったが、もう慣れて、上野界隈では、
まあそこそこ安心して入れるラーメンやに
なっている。
今日は、白。
豚骨ベースに魚介で、脂も濃いし、塩味も強く
まとめてかなり、濃厚。
大きな豚角煮。
麺は太麺。
さて、もう一軒。
これも上野。
翌、18日(金)夜。
二夜続けて、ラーメン。
今日は、上野駅の博多ラーメン[一蘭]に
行こうと思ったのだが、毎度の行列で、並びの[舎鈴]
という店。
隣にタンメンの[トナリ]があるので
六厘舎系列というのがわかる。
私自信[六厘舎]自身には行ったことはない。
ここは列もない、試しに入ってみた。
やはり、つけ麺の店のよう。
ノーマルなつけ麺。
濃厚。
魚介系ではあるが、脂も強い。
まとまった味であろう。
さて。
この[武骨]と[舎鈴]のラーメンや二軒。
[麺屋武蔵]、[六厘舎]。
なんとなく似ているような気がする。
どちらも最初は一軒のラーメンやから始め、
ニューウェーブというのか、ラーメンマスコミ
などに取り上げられ、うまく支店を増やしていった
二系列といってよいのであろうか。
同じ多店舗化しても、例えば同じ上野にもある[青葉]のように
ほぼどこの支店も同じ、というところが
普通なのかもしれぬが、ちょっと違う。
いわゆる、やり手?。
また、ラーメンマスコミに取り上げられ、
超有名店になっても、チェーン展開しないところもある。
例えば天神下[大喜]。
店主の好み、方針なのであろうか。
やり手が、いけない、とは私は別段思わない。
今時、まずいラーメンやなど東京では存在しなかろう。
その中で、生き残り、勝ち残るのは並大抵のことでは
ないのも確かなことであろう。
[武蔵]系などは特に全支店別メニューで
それなりに考えている。
味もそれなりに信用できる。
ラーメン好きとすれば、どういう形であれ、
うまいラーメンやが増えてくれることは、
歓迎である。