浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



イタリア風ローストビーフ

dancyotei2014-02-09



2月8日(土)第二食



土曜日。



夜中。ソチ五輪の開会式を視て、起きたら
天気予報通り、雪。


大分積もり始めている。


なん年かぶりの大雪になるという。


ウイークエンドでよかった。


第一食は冷飯があったので、玉子チャーハン。


第二食。


ローストビーフを作ろうか。


どうも最近、肉ばかり食べたくなっているような気もする。


雪は降り続いているが、ハナマサへ肉を買いに出る。


外へ出ると歩道も車道もすっかり雪景色。


通る車もチェーンを巻いているのも多い。


春日通りを渡って、ハナマサへ。


牛肩の塊を購入。


オーストラリア産で、600円ほど。


ここでたまに買うのだが、安いスパークリングワイン、
ロゼを買う。
ローストビーフと一緒に呑もう。


帰宅。


今日のはローストビーフなのだが、イタリア風という
冠が付く。


NHKの朝の「あさイチ」でやっていたもの。

西麻布のイタリアン[マリオ・イ・センティエリ]
オーナーシェフ、マリオ・フリットリ氏のレシピ。


普通ローストビーフというと、イギリス料理で、
オーブンなどで焼くと思うが、イタリアンでは
フライパンで焼くよう。


フライパンで焼けるので簡単である。


肉は常温に戻しておくというので
一時間ほど放置。


一時間後、塩を振って、黒胡椒を粗挽き。
電動ミルで挽きながらまぶす。


それからオリーブオイルを全体に塗る。




フライパンを熱し、広い面から焼く。


強火である。



各面、こんがり焦げ目がつくほど。





これで基本は終了。
まったく簡単。


焼いたらアルミホイルで包む。


そのまま置いておくと、肉汁が出てきてしまうので
冷えるまでアルミホイルで包んで落ち着かせる、
という。


1時間ほど置いて、アルミホイルを開けてみる。





落ち着かせる、と、いってもけっこう肉汁は出ている。


これを厚さ3mm程度に切る。


切ると火が入っているのは表面の1〜2mmで
中はほとんど生。


なんとなく、不安になるが、まあこういうもの
なのであろう。


三切れをほど切って、エクストラバージンオリーブオイルをかけ
パルメザンチーズをまぶす。


レシピではバルサミコのソースをまわりに散らす、と
いうのだが、これは省略。いや、正直に書くと、忘れた。
(このソースは蜂蜜とバルサミコなのでちょっと濃厚な
甘酢ということになろう。)


ケッパーものせてみる。





こんな感じ。


ロゼのスパークリングワインも開ける。


ソースは食べ始めて、レシピを見直して忘れたのを
気が付いたのだが、これ、別段ソースがなくとも
これはこれで、肉の味がよくわかってよいと考え、
そのまま食べた。


肩肉で脂がほとんどない赤身肉。


なかなか、うまいもんである。
まさに肉を食っている、という感じ。


今日のものはオーストラリア産の肉であった。


ハナマサにはいつもステーキ用にアメリカの
アンガスビーフがあってたまに食べる


安いがあれもなかなかうまい。
アンガスの肩肉があったら、それもこのローストビーフ
食べてみたい気がする。


ともあれ。


肉はまだまだある。


この超レアのままストックしておくのは、
少し不安なので、再度ホイルに包み、
オーブントースター、180℃設定で10分程度
再加熱。
中心部をほんのり桜色程度にしておく。