10月26日(水)夜
今日は帰りに、ちょいと早いので、
御徒町の吉池に寄る。
吉池は、6時すぎ、ほうぼうで安売りをしている。
レジを入ったところ、すぐ。
平貝。
むろん、生の貝のもの。
韓国産と書いてあるが、これが300円。
安いであろう。
が、一通り見てまわろう。
もう、だいぶ片付けられているが、
ん?
はぜ、が、ある。
吉池でもはぜは珍しい。
はぜはこれから、落ちはぜといって、
子持ちになるが、今は、まだ、で、あろう。
天ぷら、を、これからするのは面倒だが、
しょうゆと酒でさっと煮て食べるか。
(これは梅安式。)
100gで180円。
お兄さんに100gでどれだけあるか量ってもらってみて、
200gもらうことにする。
それから?
刺身もいろいろ、安くはなっているようだが、、
別のお兄さん二人で、大きな声で売っている、
なにかというと、するめいか。
一杯180円。
三杯だともっと安くなるよう。
刺身で食うか。
が、3杯もいらない、1杯。
これでもよいが、最初の平貝。
あれも買おうか。
レジ前に戻り、お兄さんに貝を目の前で外してもらう。
合わせて、600円ほど。
今日はなにか、得した気分、で、ある。
歩いて帰宅。
こんな感じ。
料理、というほどのことはない。
まずは、いかをさばく。
うちの内儀(かみ)さんは、いかをさばくのがうまい。
いや、うまいだけではなく、さばくのが好き、のようである。
内儀さんがやるせいか、なかなか私は、うまくならない。
まずは、下足を抜く。
ほんとうは、はらわたごと引き抜くのだが、
途中でちょん切れてしまった。
しょうがないので、包丁で切り開いて、取る。
このはらわたや墨も、使い道があるが、
今日は、やめておく。
エンペラを取り、表裏の薄皮をむく。
これがどうも、内儀さんは好きらしい。
不思議である。
しかし、私はこれが苦手。
ペロッと、一気にむくのがコツらしいが、
途中で切れてしまうし、また、裏、
内側をむくのが表以上にむずかしい。
内側がちょいとザツになったが、
なんとか、むき終わる。
下足は目玉を取って、エンペラとともに、
冷凍しておく。
これはまた、ボイルして、
例の穴子の甘いたれをかけて食べる。
刺身に切るのだが、表裏、包丁目を入れてみるか。
格子に入れるのかもしれぬが、
面倒なので、縦、一方向だけ。
皿に載せる。
次に、平貝。
これは切るだけ。
切り方は、確か二通りある。
繊維に垂直方向と、繊維に沿って。
食感が違ってくる。
繊維に垂直方向に、切ってみる。
見た目には、これが平貝らしい。
これも皿へ。
はぜ。
洗って、鍋に入れる。
酒としょうゆ、水はなしで、煮る。
火が通れば、よいであろう。
OK。
いか。
平貝。
はぜ。
いかに入れた包丁目はやはり十字に入れた方が、
食感はよかったかもしれない。
しかし、するめいかの場合、身が薄いので
今日は、両面入れてしまったが、
片側だけがよいのだろう。
(それで、十字、か。)
平貝は、まあ、まあ、であろう。
鮨や以外で、平貝を食べる、ということは
まずない。むろん、スーパーなんぞには売っていない。
韓国産だが、300円を考えれば、十分に満足、で、ある。
シコシコした食感。
ホタテよりも、私などには、平貝は好きな貝、
で、ある。
はぜ。
はぜは、こうして煮ると、とても、もろい。
骨から頭まで、まるごと食べてしまう。
玉子があった方がむろんもっとうまいのだが、
やっぱり、この値段であれば、満足せねば。
なんとなく、まとまりがない肴になってしまった。
が、そこそこの酒の肴、で、ある。