浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



銀座・印度料理・ナイルレストラン

1月23日(日)


さて。


日曜日。


来月の『講座』は、佃から築地、そして、銀座、
の、予定。


その下見に、月島から佃。
佃大橋を渡って、明石町から新富町、戻って、
築地、お休みだが、人気の少ない築地市場の場内を
歩いて、銀座まで、戻ってきた。


随分と歩いた。
天気はよかったが、やっぱり、寒い。


佃、明石町、築地、そして、木挽町、というのは、
距離もそこそこあるし、実に、様々な
顔を持っている。


これを1時間半でどうまとめるのか、
たいへんそうである。


晴海通りを歩いて、東銀座。


腹も減った。
カレー。


!。


ナイルレストラン、で、ある。


三原橋、交差点。
昭和通りと、晴海通りの交差点の名前だが、
実際の三原橋跡は、この路地2本ほど西側。


この三原橋交差点の、昭和通り沿い、西側角から
三軒目。


いつも、ここに変わらず、ある。


ここは創業、1949年、昭和24年。
戦後すぐ、で、ある。


現在のご主人、G.M.ナイル氏は、
二代目で、ちょっとおもしろいキャラクター。
たまにTVなんぞにも出る、有名人なので、
知っている人も多いかもしれない。


確か、ここ、銀座の生まれ。


一度、インドに戻って、料理の修行をして、
また戻ってきた、と、いうような話を聞いたような
気がする。


そして、現在は、三代目が、やはりインドで修業をして
料理を作っている。


半端な時間なので、入ると、先客は、一組ほど。


すすめられた奥のテーブルに、座る。


と、ご主人、ムルギーランチでいい?、という。


この小父さんは、いつもこうである。


私の場合、最初っから、そのつもりできたので、
否やはない。


はい。


あ、ビールも。


と、ビールも頼む。
まあ、他のメニューも、むろんできるのだろうが、
ここは、これが、看板。


もちろん、うまい。


カレー好きで有名な、関根勉氏も、
一押し、で、あった。


ビール。





白いのは、油で揚げた、せんべえのようなもの。
パッバル。


パリパリと、うまい。


ムルギーランチもきた。





昼でも、夜でも、ランチ、で、ある。


鶏もも肉が一本入っているのを、
ご主人が、テーブルで、切ってくれる。


この鶏肉は、ほろほろに柔らかく、簡単に切れる。


キャベツとポテトも入っている。


少し辛目のカレーだが、うまいカレー、で、ある。
食べて、勘定をして、出る。


いつきても、不思議な店。
しかし、変わらず、安心できる。


そんなカレーと、ナイルご主人、で、ある。











ナイルレストラン


中央区銀座4-10-7


03-3541-8246