10月9日(土)夜
さて。
やっと、土曜日。
連休、ではある。
朝飯を食べ、
午前中は来週の『講座』資料の見直し。
それから、11月分の予定のまとめ。
11月の食事場所は決めたのであるが、では、
どこに集合し、どこを歩くのか。
少なくとも、集合場所は決めなくてはならない。
あれこれ調べ、考え、それでもなんとか決めた。
OK。
終了。
いや、きりがないので、やめよう。
と、昼下がりからだが、呑もう。
つまみは、面倒なので、冷蔵庫にあった
テキトウなもの。
呑んで、昼寝。
もうまったくの、呑んだくれ。
・・・
起きて、またTVを視ながら、ゴロゴロ。
7時すぎ、内儀(かみ)さんが帰宅。
内儀さんは仕事であった。
出前を取るか?。
鮨?
中華?
そうだ、近所の洋食や、ベア。
これにしよう。
私は、カキフライ。
そろそろ、カキフライの季節。
内儀さんは、なにか、いろいろ頼んでいる。
混んでいるとのことで、40分ほど。
今日は一日雨だったが、今も比較的激しく降っている。
持ってきてもらうのも、たいへんである。
4〜50分で、届いた。
カキフライ。
アスパラのサラダ。
また、随分頼んだもの、で、ある。
内儀さんも、ヤケッパチ、か。
私は、ここでは、なぜかカツカレーだけしか
食べていなかった。
ここのカツカレーはなかなかに、うまい。
今日頼んだものも、下町の洋食として、
どれもうまい、のであるが、特に、ポークソテーと、
付け合わせのナポリタン。
どうも、これ、トマトケチャップがうまいようである。
なにが入っているのだろうか。
独特な香り。
それも、なにか、なつかしい洋食の香り。
A級ではないが、昔の香り、で、ある。
油(脂?)かもしれない。
クリームコロッケ、カキフライ、も含めて
二人で残らず、たいらげる。
うまかった、うまかった。
そうとうに、食べすぎ、で、あるが、
大満足。
安くてうまい、我が町の洋食や。
出前で食べられるのは、幸せなこと、である。
なのであるが、ちょっと考えた。
この店は、東上野のまあ、無名といってよい
下町の洋食やである。
有名な老舗洋食やだけではなく、こうした町の洋食やというのは、
よくよく見ると、そう多くはないが、今でも東京の街の
ところどころにある。
私の住む、下谷浅草はやはり、比較的多い。
そして、神田、本所深川など、いわゆる昔からの下町にも
あるであろうし、下町周辺部、も含めてあろう。
そして下町だけでなく、古い山手、私のオフィスのある
市谷牛込界隈の路地裏にも小っちゃくて、
決してきれいではないが、お父さんとお母さん、
夫婦でやっている、同じようにうまい洋食やはある。
洋食やなのか、定食やなのか、定義はむずかしいが、
それでも、なんとはなしに、定食や、とは違う、
東京の洋食、といっていいものは、
それらの店に残っているようにも思われる。
今日の、ベアのケチャップにあった、
なつかしい洋食の香りは、それを代表するもの
のような気もする。
街の洋食や、これも残したい東京の食文化、である。
TEL:03-3831-6430
住所:台東区東上野2丁目2−9