5月24日(日)夜
さて。
日曜日。
第一食は、なぜだか、ポテトサラダが食べたくなり、
じゃがいもを圧力鍋で蒸して、作った。
これで、ちょいと、ビール。グラスに一杯。
その後、魚を見に、いつものアメ横に出ようと思うのだが、雨。
自転車で、ビニール傘。
いつもの魚やにきてみると、、、?
メバチマグロ、1本1000円。
鰹、1本800円。
よいのだが、今日の気分としては、
ちょっとヘビーである。
うーん、ピンとくるものがない。
はて、、。
と、手前の方に、白い大きなトレーにラップをかけて、
黒っぽいすり身が置かれている。
秋刀魚だ。
秋刀魚のすり身、200円也。
アメ横のこと、量は随分ありそうである。
これ、買ってみるか。
生では食べられなかろうが、
つみれや、焼いてみてもよいだろう。
帰宅。
こんな感じ、で、ある。
これが200円というのは、まったくのところ、格安。
驚きの安さ、で、ある。
よく、解凍ものの生秋刀魚が秋以外の季節にも、安く売っている。
秋にたくさん獲れたものを、冷凍してあるのであろう。
それでも売り切れず、こうしてすり身にする、のであろうか。
触ってみると、このすり身自体もトレーに入れて、
冷凍してあったようである。
まだ凍っているところもある。
一先ず、焼いてみようか。
鰯や鯵では、生で叩いて味噌で味をつけて、なめろう、
に、する。
ご存じの通り、これは房総地方などの、漁師料理、などという。
魚が新鮮であれば、そうとうにうまい。
これを鮑の貝殻などに入れて焼いたものを、さんが焼き、という。
秋刀魚でもいけるであろう。
これをやってみようと、いうことである。
さんが焼きにも、色々あるのかもしれぬが、少し調べると、
なめろう(それもよく叩く、のがよい、なめろう、らしい。)
をそのまま焼く。
これでいいらしい。
そこで、少し凍っているが、そのまま包丁で叩き、
みじん切りにしたねぎ、信州味噌を、混ぜ込み、
よくこねる。
鮑の貝殻などないので、アルミホイルで形を作り、
ここにハンバーグのような形を作り、入れる。
そして、オーブントースターで焼く。
冷凍物であるから、よく焼いた方がよいであろう。
10分程度。
表面にも焦げ目が付いてくるくらい。
またまた、ビールを開けて、食べてみる。
ふむふむ、これはうまいぞ。
私の場合、まあ、これは好みだが、味噌は濃いめの
味付けがよい。
鯵でも、鰯でもいいのだろうが、
秋刀魚でも、むろん、うまい。
さて。
夜。
まだまだ、すり身は残っている。
余らせても仕方がないので、全部使ってしまおう。
うまかったので、残った分の1/3はもう一回、さんが焼きに。
後は、つみれ汁、に、しよう。
つみれも、ねぎだけでもよいのだろうが、
おろししょうが、それから、生玉子、をつなぎに入れてみよう。
これもこねる。
大きな鍋に、大きなスプーンで、団子にして、どんどん入れていく。
煮たて、あくが出てくるので、よくすくう。
火が通ったら、味噌を溶き入れ、終了。
まあ、見た通り、つみれ汁、で、ある。
特段かわったところがあるわけではないが、うまい。
しかし、であるが、さんが焼きにしても、つみれ汁にしても
大きく味がかわるわけではないので、こればかり食べているのは、
飽きる、、。
さて。
この日は、結局、さんが焼きが2枚ほど、つみれ汁は
一鍋、大量に残ったのだが、つみれも、さんが焼きも、
実のところ、冷めてもうまい。
結局、2〜3日、食べていたが、ずっと、うまい。
この季節、冷たいつみれ汁も、(ちょうど、冷や汁、で、ある。)
また、乙なもの、で、ある。
一度にたくさんは食べられぬが、私のような、
青魚好き、に、とっては、毎日食べるのは、なんの苦もない。
これで、200円。
シンプルな食いものだが、拾い物、で、あった。