浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



ハンバーグ


10月12日(日)深夜


実は、熱があった昨日から、ハンバーグが食べたかった。
それも、ジューシー、いや、脂たっぷりなもの。


なぜであろうか。
よくわからぬが、疲れていたので、脂のあるものを
体が欲していた、のかもしれぬ。


そして、もう一つ。
心を失う毎日を送っているので、休みの日には、料理を作りたくなる。
そういうこともある。


時間があるのであれば、私にとっては、なにを食べようか、
を、考えること。そして、それをどうやって作ろうか、と
あれこれ考えることはそうとうに、楽しいことである。


実は、今日のハンバーグは夜、太助寿司なので、
昼、食べようと思い、準備はしていたのである。


付け合わせは、レタス、マヨネーズをかけて。
レタスにマヨネース、これも、油と摂りたい、ということ
かもしれない。
レタスは100円コンビニで。
それから、ヘッド(牛脂)、2個。
これは三筋のヤマザキ


合挽肉は冷凍庫にあったもの。
随分前からあるので、使い切ってしまいたかったのである。
これも自然解凍しておいた。


しかし、第一食、作ったのがドライカレー。
これは昨日の、チューボーですよ!、を見ていて、
冷やご飯があったの作ってみた。
(といっても、番組通りではなく、玉ねぎを炒めて、
カレー粉を入れただけの普通のもの。)





これで夕方まで、腹が減らなかったので、
ハンバーグを作ったのは、深夜、ということになった。


太助寿司から戻ってきてから、寝てしまった。


起きて、作り始めたのは12時頃。


参考は、このレシピ


この時は、脂ベトベトになってしまったので
その反省は生かす。
脂の量を加減し、ケチャップを生地に入れていたが
これは、元のレシピが煮込みハンバーグだったので、
なしに。このくらい。


まずは、レタス、ちぎって冷水に漬けておく。


玉ねぎ、1/2個をみじん切り。
ラードで炒める。


これを合挽肉に合わせ、全卵、パン粉、牛乳、ブランデー、
塩胡椒、ナツメグ、量は、それぞれ、目分量。


よく練る。
ちょっとゆるい、か。


粘りが出たら、一度冷蔵庫に入れ、休ませる。
30分ほど。


ゆるいのは、冷やせば、もどるか。
この間に、レタスも水から上げて、
ざるに移し、冷蔵庫に入れておく。


30分後、冷蔵庫から出し、成形。


手にサラダ油を塗り、一つ分、形にしてみる。
これは二つ分できそうだ。


平らにし、手でキャッチボール。
空気を抜くため、というが、
これ、本当に効果があるのだろうか。
よくわからぬが、そこはかとなく楽しいので、よいか。


真ん中をへこませる。
二つ。


うーむ、やはり、少し柔らかい。
むずかしいもの、で、ある。


今さら仕方ない。これでいく。


フライパンを熱する。
脂はラード。


一つ目を入れる。
柔らかいので、持つのも慎重に、、。
投入、OK。


二つ、入りそう。
もう一つ、投入。


中火で焦げ目が付くまで。


このタイミングがなかなかわからない。
いつも、気持ち、焼き過ぎになってしまう。


今日は特に、柔らかいため、ヘラで少し上げて、裏を見るのも
はばかられる。


だいぶ、火が通り、硬くなってはきた。
裏を見る。
う、やはり、少し焦げが強め、、。


ひっくり返す。
これも、崩れないように慎重に、、、。


OK。
成功。


ここからは、ふたをして弱火。


中心まで、火が通るまで。
この目安は、押して、透明な脂が出てきたら。


今日は、念のため、串もさしてみる。
OK。


皿に、上げる。
これも崩れぬように、慎重に。


OK。


最後にソース。
フライパンに残った脂に、赤ワイン、トマトケチャップ、
ウスターソースを入れ、煮詰め、完成。


レタスも盛り付け、ハンバーグにソースをかけ、
レタスにマヨネーズも添える。





さてさて。
どうであろうか。


見た目には、よい感じに、仕上がったではないか。
レタスもうまそう、で、ある。


脂も少し多い気もするが、まあ、許容範囲であろう。


味は、肉自体が、冷凍の合挽肉で、限界はあり、
ナツメグの量など、濃い目の味付けを目指した。
それなりにリカバーしており、自分としては
上々のハンバーグになっているとは、思う。


しかし、柔らかさ、というのは、課題。
どうも、私が作ると、柔らかめに振れるようである。