浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



浅草・そば・尾張屋

8月3日(日)第二食


第一食のあと、へんな時間に寝て、起きているので
ひと眠り。


第二食は、あいかわらずだが、そば、かな?!。


例によって、床屋ついで。


吾妻橋のQB。


吾妻橋藪へいってみるか。


雪駄に短パン、タンクトップ、という格好で、自転車。
外に出てみると、日差しも強く、焼けるような暑さ。
天気予報では、関東も内陸部は35℃などという
予報が出ていた。


厩橋を渡り、路地を曲がって、北上。


11時半。
アサヒビールやらのある、リバーピア到着。
QBへ、きてみると、こんな時間なのに、
いや、こんな時間だから、というべきか、
6人も待っている。


ここで、こんなに待っているのは初めて。


意外に、こういうところは、昼時の12時台の方が
すいているのかもしれない。


チケットを買ってしまったが、
先に、そばを食おうか。
汗をふきふき、吾妻橋藪へ、向う、、、と、


あれま。


ここは日曜もやっている、というのも
確認してきたはずであった。
暖簾も出ておらず、閉まっている。休み?


扉に貼り紙がしてあり、自転車を降りて、読んでみると、
建物の建て替えのため、しばらくの間、休む旨、
記されている。


うーむ。
どうしたものか。


並木藪か?
日曜日は行列であるが、まだ早い時間である。
ともかくいってみようか。


汗をふきふき、、吾妻橋を戻り、並木へ。
店前までくると、、あれま。


もう行列。


こりゃ、だめだ。


と、なると、尾張屋か。


雷門通りを左に曲がり、尾張屋へ。
こんな暑くても、浅草はにぎわっている。
並木藪もおおかた、観光客なのであろう。
夏休み、と、いうことか。
尾張屋の店前に自転車を止めて、入る。


ドアを入ると、


いらっしゃいまし〜、


お一人様、こちらへどうぞ〜〜



の声。



クーラーの効いた、店内。


気持ちがよい。


座ると、滝のように噴き出す汗。
手ぬぐいで、ふく。


またまた、ビール。
呑み過ぎ、かもしれぬが、汗で、出てしまうようにも思う。


つまみは?


この店の名物は、大きな海老天がのった、天丼、
天ぷらそば。
この暑いのに、天丼でもないだろうし、
つまみで、天ぷらをもらおう。
きっと、大きな海老天、で、あろう。
天ちら、を、頼む。


スーパードライをぐびぐび、呑む。
喉に冷たいビールが、しみる。


おっと、天ぷらがくる前に呑み終わってはいけない。


ペースを落とし、待つ。


きた。





案の定、大きな海老天。
天丼の海老天とは、衣の形が微妙に違うような、、。
考えている、のかもしれぬ。


濃いめの天つゆにたっぷりのおろしを入れて、
食う。
おろしに、少し入った、しょうがの風味が、
夏には、さわやかでよい。


あらかた食い終わる。
そばは、なににしようか。
ノーマルに、もり、でもよいが、
紫蘇切り、などもあるようである。


しかし、先ほどから、隣のテーブルで、年配の
女性が、冷やしきしめんをたべているのが
気になっていた。


ここは、きしめんも置いている。
以前に、温かいものは、食べたことがあったが、
冷しは、食べたことがない。、
隣りのを見ると、凄いことになっている。


大きな氷の塊、ロックアイスがざるにのり、
その上と、周囲にきしめんがのっかっているのである。


おもしろいから、頼んでみるか。





こんな感じ。



氷山の上にのった、きしめん、で、ある。
そうめんなど、ちょっと、氷が入ったのは
見たことがあるが、これだけ大きなロックアイスを
置く、というのは初めて見た。
(あとで、うちの内儀(かみ)さんに話してみたら、
内儀さんは以前から知っていたらしい。)


盛られているきしめんでも、氷に触れている部分は、
実のところ、限定されるので、冷たさ、というのは、
さほどでもないのだが、今日のような酷暑の日には
見た目には、ぴったり、で、ある。


冷たいきしめんというのも、また、うまい。


食い終わり、勘定。


ありがとうございま〜〜〜〜〜〜す、



の、声に送られ、炎天下へ戻る。



吾妻橋を再度渡って、QBへ。
案の定、すいていた。




ぐるなび