浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



豚バラ丼と緑豆春雨のトムヤムスープ

dancyotei2008-07-23

7月19日(土)深夜〜20日(日)第一食


さて、引き続き、土曜日。


太助寿司からもどり、腹一杯で、テレビを視ながら、
うとうと、と寝てしまった。


腹一杯で、寝てしまったのだが、
起きたら、なぜだか、飯(めし)が食いたかった。


飯、で、あるが、
ただ、飯、では、おもしろくない。
なにか、簡単に作れる、甘辛の丼、がよい。


甘辛の丼、というのも妙な表現かもしれぬが、
天丼やら、うな丼やら、牛丼やら、あの、
甘辛の、丼、ということ、で、ある。


冷凍庫を見ると、豚バラがあった。


豚バラ丼。
これでいこうか。


米を研ぐ。
(無洗米なので、洗うだけ。)


テレビを見ながら、1時間ほど、浸水。


豚バラは、焼肉のたれで、焼いてしまうのでいいか。


解凍し、エバラ焼肉のたれをもみ込んでおく。


・・・


飯が炊きあがった。
これだけでは、さびしい、か。
ねぎを、焼こう。


長ねぎを少し切って、ガスのグリルで、
軽く焦げ目が付く程度、焼く。


豚バラは、油を敷いたフライパンで焼くだけ。
別段かわったことはない。
たれが少なめだったので、ご飯にかかったときに
うまいであろうと、焼いている間に、少し足したぐらい。


できた。





食べすぎ、で、あろうか。
まして、こんな夜中に。


しかし、うまいぞ。
ガツガツと掻っ込む。




翌朝。



今日も暑い、本格的な、夏、であろう。


第一食。
なにを食べようか。


こう暑いと、辛いもの、で、あろう。
汗をガンガンかくのが、よさそうである。


緑豆春雨があるので、これで、トムヤムクンのような
スープを作ろう。
カロリーが低いということか、
最近は、女性にも人気のよう。
昨日の食べすぎを少し考えてのことでもある。


冷凍庫にとりもも肉があるので、
これを入れよう。


鶏もも肉、一枚の半分ほど。
解凍し、一口に切る。


野菜室を見ていたら、いつのものやら、
大根があった。
食べれらるかどうか、切ってみると、
中の方はよさそう。
煮込むのであればよいであろう。


イチョウ型の薄切りにする。


鍋に油を敷き、にんにくと生姜を入れ、先に炒め
香りを出す。


鶏肉を入れ、炒め、塩胡椒。
ここに、大根も入れ、さらに炒める。


水を入れ、トムヤムクンのペーストを入れる。
これだけでは足らなかろうと、
粉の赤唐辛子(レッドペッパー)、輪切りの唐辛子。
それから、乾燥椎茸のスライスなんぞも入れよう。


しばらく煮込む。


大根が煮えてきたら、味見。


ちょっと、薄い。
ナムプラーを足す。


トムヤムのペーストは以前に、
インドネシアに行ったときであったか、買ってきたものである。
最近は、日本でも売っている。
これは酸味と、辛味と、ナムプラー、
あるいは、ニョクマム系の味が付いた、もので、
まあ、トムヤムクンの素、で、ある。


ここに、水で戻した、緑豆春雨を入れる。


ねぎなんぞも入れよう。


軽く煮込み、仕上げにラー油と、
レモン汁(ポッカレモン)を加える。
味見をして、OK。


できた。





ミテクレはいま一つで、あるが、
なかなか、それらしい味になっている。
辛くて酸っぱくて、くさみ(旨み)のあるトムヤムクン


汗もかいて、爽快。



夏にはよいメニュー、で、あろう。