浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



瓜もみと、まぐろぬた

dancyotei2008-06-26

6月24日(火)夜


今日は、天気もよく、だいぶ暑くなった。


なにを食べようか。


冷奴であろうか。
それから、ぬた、などもよいか。


9時前、オフィスを出る。


牛込神楽坂駅そばのスーパーに寄る。
ここには、根岸の笹乃雪の豆腐が置いてある。


売り場にきてみると、売切れ。
値段も高いので、さすがに置いてある数も少なく、
この時間になると、売切れのことも多い。


さて、どうしようか。


隣の野菜売り場を少し見て回る。


と、瓜があった。
千葉産の白瓜。


瓜もみもよいかもしれぬ。


あとは、ぬた。
ぬたに入れるもの。


魚売り場へ移動。


浅利むき身?
これもない。


刺身用の鯵もあるが、スーパーのものは
安くもない。


ん?


まぐろブツが、半額になっている。
まぐろぬた、は、よいかもしれぬ。


オーストラリア産、バチまぐろ。
ブツだが、脂もあって、中トロという感じ。
まあよいか。
安いし。


ねぎは家にある、長ねぎでよいであろう。


帰宅。


まずは、瓜もみから。
洗って、両端を切り、縦に半分に切る。


次に、わた、の部分を、スプーンでくりぬく。
これを、薄くスライス。


ボールに移し、塩を多めにし、よくもむ。
どうも、瓜は、きゅうりなどよりも、身が硬い
からであろうか、塩でよくもんだ方がうまい。


これで、しばらく置く。


ぬた。
長ねぎを切る。
長さ5cm程度、これをさらに縦1/4に切る。


湯を沸かし、ざるに並べたねぎに熱湯をかけ、
しんなりしたところで、冷水に放し、急冷する。


ねぎは、どうも、湯がくのではなく、こうして、
熱湯をかけるだけがよいようである。
熱が入りすぎると、ねぎから水分が出て、
ぬたとしては、食べられたものではない。
また、急冷もポイント。
完全に温度を下げないと、余熱で柔らかくなってしまう。


水を切っておく。


瓜もみに、戻る。
水分がだいぶ出ている。


ちょっと食べてみると、やはり塩を多くしたので、
そうとうに塩からい。


水を替えながら、もみ洗い。
水を切って、さらにペーパータオルで包み、
軽く絞る。


よいかな。
盛り付け、白胡麻をふる。


ぬた。
ねぎは、同じくペーパータオルで水気を取るのだが、
こちらは、食感が大切であるので、絞らず、
拭くようにして、ただし、よく水気は取る。


酢味噌を作る。
まぐろぬたには、白味噌で、和辛子も入れた
辛子酢味噌がよいであろう。


盛り付け。





ビールを抜いて、食べる。



まずは、まぐろぬた。
これは、なかなかうまい。
まぐろぬたは、脂がない赤身でも、むろんよいのだが、
脂があるのは、辛子酢味噌にさらによい。
また、ねぎとの相性も抜群、で、ある。


瓜もみ。
今日は、薄めに切って、そうとう、
しんなりさせてみた。
やはり、このあたりまで、の方が、うまい。
また、ちょっと、白胡麻をかけすぎてしまった、
と、思ったのだが、このくらいたっぷり、の方が、
存在感があって、うまい。



今日のつまみは、なかなか、上出来であった。