浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



新宿・餃子・大陸

dancyotei2008-01-13



1月10日(木)夜


珍しく、新宿、で、ある。


会社で餃子を食いにいこう、ということになり、新宿、大陸。


浅草に住む筆者は、自分から西方面に行こう、ということは
最近は、ほぼ、ない、のであるが、たまには付き合わねば。


市谷にオフィスがあるため、新宿は、まあ最寄の盛り場、ではある。
また、筆者にとって、新宿は実のところ、都立高校時代、
盛んに、遊び歩いた、街でもあるし、結婚して20代までは、
京王線の明大前に住んでいたこともあり、最も馴染みのある
繁華街であることは、続いていた。


新宿で餃子、と、いえば、大陸。
最近はよくわからぬが、昔から、うまい店であった。


場所は、歌舞伎町、靖国通り沿い。


薬王寺のバス停から都バスに乗る。
意外に、都バスというのは、路線によっては本数もあり、
便利なのである。


外苑東通りを真っ直ぐに、曙橋で靖国通りに降り、
富久町、坂を上って、花園町、厚生年金会館前、
新宿五丁目、歌舞伎町。
降りて、通りを渡る。


歌舞伎町、と、いうのも、最近は滅多にこなくなってしまったが、
くるたびに、様子が変わっているのに、驚く。
ドンキホーテの前。なんだかわからぬが、
ケバイ若者でごった返している。
呼び込みが、なくなったという話もあったが、
居酒屋や、カラオケ、その他、いろいろ。


花園神社の方に少し戻り、居酒屋などのあるビルの4階。


ここのホームページを見ると、
創業、50年以上という。
どこで店を開いたのかは、わからないが、
このビルで、50年以上、ということは、なかろう。


いずれにしても、意外に歴史が古い。


エレベーターで上がってみると、
今風の居酒屋のような、こぎれいな内装。
昨年改装したようである。


筆者が記憶があるのは、少なくとも、10年以上前。
けっしてきれいではないが、お客で混み合い、
活気のある、気の置けない店であった。


掘り炬燵式の席に座る。


餃子、特製餃子、水餃子、蒸し餃子、、などなどあるが、
餃子の種類は、基本的には二種類で、普通の餃子と、
海老の入っている、特製餃子の二種類で、それを
焼くか、蒸すか、茹でるか、という形である。
(これは、昔、筆者がよく来ていた頃と変わりはないようである。)


ビールと、普通の焼き餃子、特製餃子、など、適当に数皿頼む。





小ぶりな餃子。
これも変わっていない。


最近、筆者は、餃子といえば、御徒町の昇龍
一本、で、あった。


なにより、昇龍のものは、大きく、食べ応えがあるのが
気に入っているのだが、小ぶりなものも悪くはない。


うまい餃子というのは、もっちりしたしているうえに、
パリッと焼かれた皮と、うまみのある具。
これが揃っていれば、よい。


随分久しぶりで、店も様変わりしていたが、
餃子は変わらずうまかった。


歌舞伎町、大陸、で、ある。







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