浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



目黒・とんかつ・とんき東口

dancyotei2006-08-06

8月4日(金)昼


午後から、五反田。


まったくもって、暑い。
市谷、牛込から、五反田までは、南北線で目黒まで。
目黒から山手線で一駅。


オフィスから市ヶ谷駅までで、大汗をかく。


昼飯をどこかで食わなくてはならない。
目黒で食おうか。


目黒といえば、秋刀魚?!。
ではなく、とんかつ。
なんとかく、筆者にとっては、そんな風になってしまっている。
もともと、目黒自体、ほとんど縁はなかった。
99年、であるから、もう7年前。
池波先生御用達、と、いうことで、とんかつの名店、とんき、へ
行ってみた。


とんかつ、そのものもさることながら、店の雰囲気、
ご店主他働いている方々の表情、動き、すべてが心に残った。
その後、山手線の反対側に住んでいると、
目黒というところは、依然として縁がなく、なかなか行く機会がない。


そして、これだけ印象に残ったため、筆者には、
目黒イコールとんかつ、に、なっていたのであった。


昼であれば、目黒を通り掛ることも、なくはない。
しかし、この、とんき、の営業は夜だけなのである。


調べてみると、とんきは、東口にもあったのである。
元祖、とんきは、西口、権之助坂。
その暖簾分け、で、あるという。
こちらは、昼もやっていることがわかり、何回かきている。


さて、目黒、江戸の地図で、ある。





目黒不動の大伽藍、大鳥神社、目黒川、行人坂。
後は、田畑、大名の下屋敷
今の庭園美術館(旧朝香宮邸)なども、
もとは大名屋敷であったのがわかる。
東には、白金村、なんという字も見える。
今では、おハイソな町も、村、であった。


とんきの東口店は、東口のロータリーから白金方面へ歩き、
二本目の路地を入った右側。


店は本店ほど大きくはないが、入ると白木のカウンターと
右側にテーブル席。
今日は、連れがあるので、テーブルに座る。
昼時であるが、左程に人が入ってはいない。
あまりの暑さで、皆、とんかつ、という気分でもないのか。


ロースの定食、¥1600、を頼む。


昼飯としては安くもないが、暑い時には、
うまい、とんかつを食って、元気をつけよう。


カウンターの中を見ると、本店同様、こちらも親子で
やられているようである。


ロースとんかつが運ばれる。
肉はなかなか大きい。
ご飯と、とん汁、お新香。


キャベツにもソースをかけ、からしを皿に取り、
とんかつに、かぶりつく。


厚みは1cmほど。
脂身にからしをつけながら、食べる。
ここの衣は、卵が多いのか、比較的黄みが強い。
脂身が、適当に混じり、うまい、うまい。


とん汁は、脂身が細かく刻んであり、ごぼう、大根、
にんじん、など。


キャベツのおかわりを勧めにくるのも、本店と同じである。


満腹、満腹、うまかった。


またまた、灼熱の街に出て、駅まで戻り山手線を、
五反田まで。


午後の仕事も、がんばるか、、。
(眠くなりそう、で、ある。)







とんき
TEL 03-3443-1577
〒141-0021 東京都品川区上大崎2丁目13−41