7月8日(土)夜
コロッケを食って、軽くビールを呑んで、昼寝。
気持ちがよいものである。
17時頃起き、なぜだか、ペスカトーレが食いたくなった。
まったく原因は不明である。
無性にペスカトーレ、が食いたい、という気分。
ペスカトーレ(pescatore)。パスタである。
辞書を引くと、漁師風、という意味らしい。
魚介類の入った、トマト味のパスタ。
麺は、スパゲティーではなく、楕円形のリングイネ、と、いうもの。
材料の買出し。
御徒町の吉池。
まずは、貝類。浅利(千葉)、ムール貝(青森)、有頭海老(インドネシア)。
ブラックタイガーかと聞くと、本タイガー、で、あると、
おじさんは答える。
なんであろうか。白っぽいものである。
出汁が出るので、頭のある海老であればよい。
あとは、いか、で、あるが、これは、家に凍っている。
リングイネ、トマト缶など、買う。
帰宅し、貝を塩水に入れておく。
いかを解凍。
妻の帰宅を待って、作り始める。
今日のレシピは先日のチューボーですよ、からである。
ムール貝の殻についた海草を金だわしできれいに取る。
にんにく、3片ほど、スライス。
いかは、下足、とエンペラ。切っておく。
海老は、頭と尻尾は残し、中の殻を取り、背わたを取る。
トマト缶は開けておく。
すべて用意して、スタンバイ。
リングイネを固めに茹でる。
茹で上がったところで、作り始める。
フライパンに、ムール貝、浅利、いか、海老、にんにく、オリーブオイル、
トマト(缶の半分)、すべてを入れ、点火。
レシピによれば、浅利にトマトの色がつき始めたら、
という、ふたをする。
1分ほど。
ふたを開ける。
少しずつ、貝が口を開け始める。
口が開いた貝は、皿に取っておく。
おおかた開いたところで、
リングイネをフライパンに入れ、汁を吸わせる。
(と、いうことは、固めに茹でてはいるが、
特に、アルデンテにこだわらなくともよいのであろう。)
完成。
レシピでは、塩や胡椒といった調味料はまったく使っていない。
味見をすると、なかなか、どうして、よい塩梅である。
これは、これは、うまいぞ。
貝と海老の出汁、である。
きしめんというのか、うどん、というのか、
ちょっと、汁を吸った、リングイネもよい。
皿に残った汁も全部なめてしまった。
味付けも不要。
特に、コツはいらない、というのも、よい。
材料をそこそこ集めねばいけないが、
集まれば、簡単でうまいものである。
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断腸亭登場分、今週末、7/15発売だそうです。
(江戸のスローライフ、剣客商売、秋のメニュー、そんな感じです。
最終的な、タイトルは、忘れました、、。)
着物を着て、扇子を広げて、江戸文化研究家(?)として、登場しています。
書店で見かけたら、立ち読みでもお願いいたします。
断腸亭