浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



湯島天神下・鮨・一心

dancyotei2006-05-18

5月17日(水)夜


今週は少し、あわただしい。


ビッグサイトから夕方、オフィスへ戻り、仕事。
昔はもっとバタバタとした生活を送っていたのだが、
少し、ゆっくりとした、ペースになっていた今日この頃。
たまさかに、ちょっとばかり忙しくなると、
抜けも出てきたり、、、。


ともあれ、なんとか仕事を片付け、20時、オフィスを出る。


雨。


魚が食いたい。
この時間であれば、鮨屋しかない。
今日は水曜。太助は休み。
(これは憶えていた。)


天神下・一心、だ。


上野御徒町駅を降り、足早やに一心まで。


この時間であれば、同伴のお客さんは、引け、少し、すく時間。


カウンターの一番手前の、はじっこに座る。
ビール。
サントリーモルツのプレミアム。
初めてである。
なかなか、うまい。
(ふー。疲れたな、、、。)


お通しは、茹でほたるいかからし酢味噌、
ししとうとじゃこの和えたもの、昆布の甘露煮。
どれもうまいが、昆布がとろとろに煮え、
甘辛でうまい。


例によって、いきなり握り。


白身
まこ(鰈)、キンメ。


おっと、2個ずつ、出てきてしまった。
まあよい。
いわなかった、こっちが悪い。
次から、一個ずつ。


次。
いか。
聞くと、すみいかと、あおりいか。
よし、両方!!


まずは、好物の、すみいか、から。
肉厚でねっとりしていながら、プチッとした食感。
そして、独特のあまみと香り。


あおり。
これは、細かい包丁目が入っている。
これも、よい。
なにか、すみいかに、かなり近いような、、。
気持ち、あまみが、強いのか、、。
うまい。


光物。
鯖、鯵、小肌、春子、と、いう。
鯖、小肌は、時期ではなかろう。


鯵と、春子。


鯵は、間に大葉を挟んで、握っている。
厚みがあり、あまい。
春子は、比較的大きいもの、一匹まるごと使っている。
尻尾まで付いている。
よく〆てあり、さっぱりとして、うまい。


鰹。
これも、うまい。
柔らかく、さっぱりとしているが、脂もある。


貝。
平貝、鮑(生)。


平貝は、この、サクッ、というのであろうか、
独特の食感が大好きである。


生の鮑は久しぶりかもしれない。
縁の黒い部分のコリッとした食感と、
白い部分の柔らかさ。
そして、潮の香り。


うまかった。
腹もよい。


お勘定。¥7000。


今日は、さくさく食って、さっと、帰る。






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