5月9日(火)夜
さて、今日は、弊社の常務との打ち合せ。
そう頻繁にあるわけではないが、なかなか、重い。
今日は、とっとと、帰ろう。
18時過ぎると、引ける。
むろんのこと、呑みたい。どこへ行こうか。
久しぶりだが、上野のもつ焼き屋、カミヤ、へ行ってみよう。
大江戸線を上野御徒町で、銀座線に乗り換え、一駅。
上野で降り、地下道を歩き、上野駅の東側。
昭和通りの向こうへ出る。
きつね寿司の前を通り、浅草通りを渡り、キンコーズから、数軒。
昭和通り沿い。
小さな店である。
出入り口は、昭和通り側の表と、脇の路地と、二ヶ所ある。
表から入る。
右側にカウンター、左側にテーブル席二つ。
カウンターは向こう側にもある。
向こう側は路地の入り口から入る。
満席ではないが、かなり埋まっている。
あけてもらって、カウンターに座る。
「えーと、レモンサワー」
なにかシステムがあったような気もするが、
憶えていないので、焼き物は、「一人前」を、もらう。
ちょっと、怖い感じもする、おかあさん(お姐さん)が
「タレ?シオ?」と、鋭く、聞く。
お。「しお」。
お通しの、大根の古漬けの載った小皿が、前に置かれる。
これは楊枝で刺して、つまむ。
レモンサワーを一口、二口。
焼けてくるのを、待つ。
おとっつあん(お兄さん)が、時折、パタパタと団扇を使うと、
炭の灰が舞い上がる。
ここは、炭焼きである。
注文が入ると、おかあさんが、焼くものを、おとっつあんに渡し、
おとっつあんは、一心不乱に、焼く。
「その男(3)」を読みながら、待つ。
1ページ半ほど読んだところで、最初の2本が目の前の
皿に、炭の上から直接、載せられる。
白。
まったくの焼きたて。
うまい。
レモンサワーを呑む。
続いて、どんどんと、焼きあがる。
ハツ、レバ、ナンコツ、コブクロ、、、
また、レモンサワーを一口。
ここのサワー、ちょっと、濃い目だろうか。
すぐに酔う、ような気がする。
都合、一人前、9本だろうか。
サワー一杯で、お勘定。
¥1250。
キンコーズの前まで戻ってくる。
通りの向こうを見ると、翁庵がまだやっている。
ねぎせいろ、を食って、ぶらぶら歩いて、帰宅。
充実である。