浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



湯島天神下・らーめん・大喜


1月31日(火)夜


どうも、随分来なかったような気がする。
前回は、昨年の7月、かも知れない。


来よう、来よう、と思いつつ、来れなかった。


雨、で、ある。
この数日、東京は、暖かかった。
今日は、昼前から雨。
小糠雨(こぬかあめ)というやつ。細かい雨が降るような降らぬような。


夜、8時前、いつものように大江戸線上野御徒町駅から、
傘を差し、テクテクと春日通りを、湯島方向に向かって歩く。


インドカレーのデリーの前を通る。


デリーもしばらく来ていないような気がする。
空腹時にあの、香りをかぐと、堪らないものがある。


天神下の交差点を越えて、切通し坂の上がりはな、大喜に到着。


食券の自販機の前に立って、しばし、考える。
雨は降っているが、やはり、少し暖かい。
ここは、最近は、つけめん、も、うまい。
メニューを見ると、うめしおもりそば、なるものがある。
これと、小ビール。


入ってみると、けっこう、カウンターにも空席がある。
雨のせいであろうか。


ビールが運ばれ、お通しは、ポテトサラダ。


ここのお通しは、なかなかいつも、感心する。
ザーサイとねぎの和えたものだったり、いろいろなのだが
やはり、和食の料理人であった、ご店主のセンスであろう。
ラーメン屋である。
お通しにポテトサラダを出す、というのは、
わざわざ作らなければ、できない。
他のメニューの使い回し、ではない、と、いうことである。


いや、そもそも、ラーメン屋で、酒を頼んでも、
お通しなどは、出ない、のが普通であろう。





さて、うめしおもりそば、で、ある。
麺は太めの平たいもの。細く切った海苔が散らされている。
過去食べた、味噌や、カレーのもりそばと、
同様であろうか。


つゆの方である。
濃い目の塩味。だしは、鶏が中心であろうか。
ここの基本のだし、である、魚介系の、
魚くささ、の、ようなものは、あまりないように思う。
若干白濁し、脂もずいぶん浮いており、梅の風味もする。


お得意の小松菜、ねぎ、油揚げが浮いて、、、。


ん?、きゅうり?、、、。叩いた感じのきゅうりが入っている。


梅きゅう、と、いうことであろうか、、。


そして、これも、お得意の柔らかいチャーシューが
小さく切られて、ずいぶん入っている。


さっぱりと食わせ、かつ、食べ応えもじゅうにぶんにある。


うまかった。


やはり、大喜は、久しぶりに来ても、初回のメニューでも、
はずさない味、で、ある。





TEL 03-3834-0348

〒113-0034 東京都文京区湯島3丁目47−2

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