浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



鶏レバー煮付け

dancyotei2006-01-19

今年に入ってからのこの日記は、外食が一本もない。
深く、意図しているわけではないが、
なんとなく、こんなふうになってしまった。


まあ、正月は、筆者の場合、家にいるし、
仕事が始まって、そこそこ忙しく、
実のところ、仕事で呑む機会が、何回かあった
と、いうようなことも、背景にあり、ここに書くような内容が
なかった、と、いうこと。


この日記を、飲食店案内、と、思って読んでいただいている方、
もしくは、タイトルだけ見て、その時だけ読む、と、いう方には、
肩透かし、であるかもしれない。


冒頭に、深く意図しているわけではないが、と、書いたが、
多少は、意図している、のである。


自分でも書きたいことが、
ある程度はっきりしてきているので、
単なる、飲食店案内だけの内容は、やめよう、
と、考えているのである。


と、いうことで、今日も自作の料理。


これは、先週のウイークデーのどこか、で、ある。


鶏レバーの煮付け。
拙亭では簡単でうまいので、筆者も妻も
よく作る。
下町の惣菜や、にもありそうなメニューである。


この日は会社帰りに、鶏レバーをハナマサで買う。


一緒に煮るのは玉ねぎ。
鶏レバーは洗って、一口大に切り分ける。
玉ねぎは、5〜6mmのスライス。


味付けはしょうゆ、酒、砂糖。
ご多分に漏れず、これも、そこそこ、濃い目がうまい。


また、煮込み方だが、煮えて(火が通って)すぐ、
も、うまい。この場合は、比較的薄味でもよい。
しかし、常備菜として、翌日以降も食べるのであれば、
より濃い味の方が、うまい。






鬼平軍鶏鍋

のポイントも、鶏レバーである。
鶏皮も入れるため、軍鶏鍋はもっと脂っこくなるが、
料理としては、近いものである。


鶏レバーには、甘辛のしょうゆ味が、合う。


煮え立ての柔らかい鶏レバーは、また、格別にうまい。
新鮮であれば、なおよい。


「鶏レバー煮付け」、酒にもよいし、飯にもよい。
なんということもないが、好きなものの一つである。