浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



浅草観音裏・洋食・大阪屋


そして、10日第一食。
大阪屋、のランチを食べに行ってみる。
場所は、いわゆる観音裏の言問い通り沿い、ゴロゴロ会館の隣である。
グランドや、佐久良も近所にあり、いわゆる、料亭エリアでもある。


(yahoo!グルメ


雨がしょぼしょぼ、降っており、車で行く。
創業が大正2年と古いが、店は通りに面し、大きく、明るい。
家族経営なのであろうか、店内は、お母さんと娘さん風の女性二人。
ランチは¥1300〜。
洋食は一通りあるが、夜の伊勢海老のコースが売りであるという。
せっかくであるから、伊勢海老のコロッケ、¥1700、
と、いうのに、してみる。
昨日、グラタンを自作したが、コロッケが食べたくなっていたのである。


ポタージュスープとサラダ、ライス、コーヒーが付く。
うすら寒いので、温かいポタージュスープがうまい。


さて、伊勢海老のコロッケ。



コロッケといっても、昨日、ホワイトソースを自作したので、
ポテトの普通のコロッケが、念頭にあったのである。
まあ、普通に考えれば、海老のコロッケであれば、クリームである。
出てきたものは、クリーム。
まったくもって、同じようなものばかり、食べている。


木の葉型と、いうのであろうか、
半円形で、軽くトマトソースが、かかっている。
クリームの味は、薄め。
ソースをかけることを、前提にしているようである。
ここは、ソースが自慢であるという。比較的たっぷりかけると
これが、なかなか、うまい。
伊勢海老は、大きめに切られて、入っている。
そして、また、見た目以上に、ボリュームが、ある。


かなり満腹。



しかし、浅草というところ、改めて思うのだが、
実に洋食屋の多いところである。
それも、どの店も歴史を持ち、それぞれに特徴がある。
また、値段も安くはないが、それぞれ、満足度は高い。
『台東浅草・洋食タウン』とでもいえよう。
やはり、浅草、魅力的な街である。