浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



飯田橋・中華そば・高はし

6月6日(月)夜


仕事からの引け際、若い衆と、ラーメンの話しをしていると、
飯田橋の「高はし」を知らなかった。


ジンワリと腹に染みわたるスープ、、、、、


どう、うまいのか、を説明していると、、、もう、だめである。


19:30。まだ大丈夫であろう。
(20時過ぎると、閉めてしまうこともあったかと思われる。)


駆けつける。


昨年も一度、書いている。


JR飯田橋駅の東口。
とても、文章で書きにくい場所にある。
JR土手下の、ヘンなところにある、雑居ビルである。
(地図を参照されたい。)


さて、来てみると、四人ほどの列であるが、待つまでもなく、座れる。
中は、厨房を真中に、8〜9人ほどのカウンターである。


狭い。


8〜9人というのも、ギュウギュウに詰めて、の人数である。
列ができて、混んでいるため、当然であるが、
詰めて座るように、言われる。
隣りの人と、膝が振れあうほどのギュウギュウである。


前にも書いているが、ヘンなところに荷物を置こうものならば、
すぐさま、厳しく、注意を受ける。
(これ、なんとかならないであろうか?!)


ともあれ、注文。
ビール。ここは、小瓶のみである。
雲呑麺(わんたんめん)。


ご亭主の趣味であろう。いつもカントリー音楽が、かかっている。


ビールのグラスが冷やされているのは、よい。
こう暑くなると、冷たいビールが、なにより、で、ある。


呑んでいるうちに運ばれる。



海苔に、万能ねぎ、メンマ、バラ肉のチャーシュー、ワンタン。
表面にはさっぱりした脂が層になっている。


まずは、スープを一口。


これ。これ、である。


ジンワリ、腹に染みわたる。
さっぱりとしているが、旨みが濃く、熱めのスープ。


表面に浮いた脂のせいであろう、この熱さは、なかなか冷めない。
熱いスープ、というのも、肝(きも)であろうかと思う。
がんこラーメンであったか、スープは熱く、というのが、うまいラーメンの
ポイントの一つであったと思う。


ワンタンがまた、うまい。


このご亭主、きっと、随分に、細かい、方なのであろう。
美しく包まれ、茹で加減も充分に気を付けられている。
ラーメンに入った状態も、随分にきれいである。


麺は細めの縮れ麺。


メンマの味付けは、濃い目。


いわゆる、塩ラーメンといってよかろう。
うまいスープであるが、塩分が濃いかと思われ、
最後までは飲み切れないが、充実の一杯である。


満足である。


四の五の言っても、やはり、うまいラーメンさえあれば、
どうしても、足を運ぶ。


そんな、飯田橋・中華そば・高はし、である。




地図




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