2月23日(水)昼
さて、久しぶりに、市ヶ谷・中国飯店。
風邪の余波か、改善の兆しはあるが、先週末から腹具合が、今一つ。
ちょっと、腹に、喝、を入れよう。
坦々麺。
坦々麺であれば、市谷界隈であれば、紅虎。
くるりの、辛味つけそば、と、いう、手もあるが、
ちょっと、上品に、中国飯店にしよう。
春一番である。
浄瑠璃坂を下り、強風のなか、飛ばされそうになりながら
新見附で外濠を渡り、土手沿いに、中国飯店まで。
ここの土手も、あと一月ほどで、花の時期である。
春が待ち遠しい。
今日の定食のメニューを見ると、
麻婆豆腐があり、ちょっと、惹かれる。
ここのものは、食べたことがない。
どんな感じであろうか。
いかんいかん、こういう場合は、迷ってはいけない、
食べたい、と、思っていたものを、食べなくては、
必ず、後悔する。
大盛で頼む。
前に、メニューにない、酸辣湯麺を頼んだりしたが、
この時は、ちょっと時間がかかった。
担々麺は、麺のメニューにもあるので、早い。
第一印象。きれいである。
ラー油の浮いたところに、白胡麻ペーストが広がり、
中央に挽肉味噌がのっている。
スープを一口。
見た目通り、とても、なめらかで、きれいな、白胡麻ペーストである。
辛味は、さほど強くなく、酸味がある。
普通、担々麺に酸味は、あまりないように思う。
(皆無ではなかろうが。)
しかし、ここのものは、それとわかるほど、酸味が付けてある。
酢、使いが、やはり、ここのシェフの特徴なのかも知れない。
麺は、若干、柔らかめ、である。
コクも深く、全体をまとめると、やはり、とても、上品で、
洗練された、担々麺であるといえよう。
うまかった。
追記:「はしご」のものも、酸味があった。
さほど珍しくはないのかもしれない。
2005/03/19
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