10月28日(木)昼食
さて、昨夜は異動した部門の歓迎会であった。
二日酔い。
朝は、立ち喰いそば、で「月見そば」。
二日酔いの胃には、卵がよい。
昼近くなっても、依然として、ぱっとしない。
昼飯は、なににしよう。
担々麺という手もあるが、辛くて酸っぱい、酸辣湯麺。
今日は、これで行こう。
昼から外出。市ヶ谷の中国飯店にしよう。
黒酢酢豚で有名、中国大使館にいたシェフ、で、嫌いな酢豚(この時は
魚であったが、)を食べるハメに、なってしまった。
ここであれば、酸辣湯麺もうまい、であろう。
酸辣湯。サンラータン、スオランタン、などともいう。
やはり、元々は、四川料理。
相席で大きな円卓に座る。
メニューをもらうが、担々麺はあるが酸辣湯麺は、
ランチの麺のメニューにも載っていない。
ウエイトレスに聞いてみると、「できる。」とのこと。さすがである。
我がままを聞く、というのも、ある種、高級且つ、名店の条件か。
念押しに、「¥1500ですが、、よろしいいですか?」と聞きに来た。
ここのランチの麺の値段は、¥2000のフカヒレ麺も、あるにはあるが、
ほとんどが、¥1000。
行ってみましょう!。
我がままメニューのためか、若干時間がかかった。
運ばれる。
やはり、真っ赤。
香菜が載っている。これは、筆者弱い。
スープを一口。
トロミがあり、酸っぱ辛い。(酸辣湯であるから、あたりまえである。)
やはり、黒酢なのか、心なしか、酸味にコクがあるような気がする。
一般的な酸辣湯のレシピでは、胡椒の辛味、を利かすのであるが
これは、あまりしないようである。唐辛子の辛味であろう。
具は、豆腐、鶏肉、筍、生椎茸、ハム(中華ハム?)、溶き卵。
いずれも、細く切られている。
そして、トロミのスープの下には当然、麺が入っている。
毛穴全開。汗が滝のように、落ちる。
お絞りで、汗をぬぐいながら、食べ進む。
麺を食べ終わった。普通のラーメンであれば、
基本的には、ここで、スープを完飲するかどうか、考えるところ
で、あるが、今日のものはもともと、酸辣湯。
スープが主役である。
飲み干さなくてはならない。
辛いし、酸っぱいが、やはり、それだけではないところが、
中国飯店である。スープ自体のダシ感も強く、うまい。
これ、四川料理というよりも、中国大使館の元シェフ作。
北京流なのではないだろうか。
(北京料理と、いう意味ではない。)
スープを飲んでいるうちに、沈んでいたナマコが出てきた。
乾燥物を戻したものかと、思う。ダシであろうか。
(四川の酸辣湯のレシピでは入れないような気もする。
やはり北京流?)
もちろん、スープも完飲。
これで、アルコールも完全に、抜け、胃も、活性化。
うまかった。
何を頼まれても、どんとこい、という、懐(ふところ)の深さ、
平均点の高さ、万人受けする味でありながら、かつ、洗練された味。
そんな、形容詞が合っていよう。
サービスも高級店にありがちな、敷居の高さや、
いやみな感じもなく、自然。
恐るべし、中国飯店。!!さりげなく、レベルは高い。