浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



スリランカ(?)・カレー


7月17日(土)第二食


朝は、辛ラーメンを食べたが、それにしても、暑い。
暑すぎる。なんであろうか、この暑さは。


辛いものが食べたい。


先週のプティフ・アラカンパーニュは欧風カレー。
本当に暑いと、欧風カレーでは、もったりしている。
もっと、さらっとしたものがよい。


インドカレーを作ったが、
今日は魚で、さらっといこう。
魚といっても、同じレシピで魚では、つまらない。
スリランカ(風?)でいこう。


筆者、ダイビングをする関係で、何回かモルディブ
スリランカへ行っている。


あちらでは、日本の鰹節のようなものがあり
やはり、出汁(だし)に使っている。もちろんカレーの出汁である。


これ自体は買ったことはないが
今日は、鰹出汁で作ってみよう。


魚はなにがよかろう。
さらっと、といっても、少し、脂の多い方がよい。
ついでがあり、佐竹商店街のスーパー「みかわや」で
カジキの切り身(冷凍)を調達。


作る。


たまねぎ2個、にんにく、しょうが、みじん切り。
皿に盛り、サラダ油を掛けレンジで5〜6分下拵え。


テフロンのフライパンに移し、ごく弱火でじっくりいためる。


同時に、鰹出汁をとっておく。
鰹削り節の荒削りと、普通の鰹削り節を合わせて使う。


(カレーには関係なく、長くなるので、今日はふれないが、
日本の削り節は二種類ある。だし用のものを使う。)


狐色になったら、炒め完了。
ここに、スパイスを投入。
スパイスはインドカレー同様だが、加えてタイムも入れてみた。
水を大さじ1ほど加え、よく炒め、合わせる。
鍋に移し、出汁を入れ、煮込む。


カジキ切り身を一口大に切り、フライパンで表面に焦げ目を付ける。
塩コショウ。鍋に投入。
さらに、トマト水煮(今日は1缶の半分)。


塩を入れ、味見。


鰹出汁が濃く出ていたので、インドカレーよりも
塩は少なくてよいようである。
辛味が少ないので、レッドペッパーを追加。


煮込む。30分。


飯を堅めに炊く。


完成。


食べる。


うむ、うむ、かなりうまいものができた。


以前に、やはり、鰹出汁を使って作ってみたことが
あったが、この時、しょうゆ、を入れてみた。
すると、スパイスや辛味が強くても、どうしても
そば屋のカレーになってしまう。


間違っても、しょうゆは入れてはいけない。


カジキもうまい。


スリランカか、モルディブかは、わからないが
鰹出汁のカレーらしいカレーができた。