浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



2012-01-01から1ヶ月間の記事一覧

炭とたどんと、かつ丼と その1

昨日、1/30配信予定の本号がちょいとしたトラブルで 配信できませんでした。お詫び申し上げます。 書いてはいたのですが、データが消えてしまっていたのです。 遅い時間になり、書き直す気力もなく、寝てしまった、 というわけです。 本日二日分とも思いまし…

上野とんかつ・ぽん多本家

1月25日(水)昼 午前中、埼玉県の北部にある得意先訪問。 打ち合せを終え、12時前、上野に戻ってくる。 連れがあり、上野界隈で昼飯を食べることになる。 じゃあ、とんかつ!。 上野で昼飯といえば、とんかつが、やはり 私のリコメンド、で、ある。 毎度書…

上野とんかつ・ぽん多本家

ふろふき大根・鶏肉味噌

1月23日(月)夜 さて。 8時頃帰宅。 火鉢に火を入れて、鉄瓶を熱くし、 燗をつけた。 今日は、昨日のあん肝で呑もう、と、考えた、 のである。 呑み始めて、なにかもう少し、 腹にたまるものが、食べたくなった。 そして、温かいもの。 野菜でも煮ようか、…

あん肝とすみいか天ぷら

1月22日(日)夜 さて。 引続き、日曜日。 上野藪で牡蠣なんばんを食べて、燗酒一合。 あん肝とすみいかをぶら下げて、ぶらぶら帰る。 あん肝は、こんな感じ。 これは1kgであろうか、それ以上か。 いつもアメ横で買うとこんな感じである。 あん肝はやはり…

上野藪蕎麦

1月22日(日)第二食 寒いが、雨、雪もやんだ。 昼すぎ、床屋に出る。 それでも空模様は、降りそうな気配もあるので、 小さなビニール傘も持つ。 床屋は、昭和通り沿い、QBの仲御徒町。 今日は、運動も兼ねて、歩き。 久しぶりに、落語を喋りながら。 ねた…

上野藪蕎麦

鱸の塩焼きと氷頭なます

1月21日(土) さて。 土曜日。 昨日は、雪からみぞれ、また雪。 東京では、初雪ということになるのか。 夕方にはやんでいたが、寒い。 今日も、雨っぽい。 雨で寒いと、どうも外に出る気にならない。 股火鉢なんという言葉をご存知であろうか。 マタヒバチ…

神楽坂・神楽小路・キッチンめとろ

1月19日(木)昼 AM外出。 外出、と、いっても、近所の飯田橋。 打ち合せを終えて、出る。 昼飯。 なんとなく、最初から決めていたのだが、 神楽坂下のめとろ、で、カツカレー。 この日記には書いていなかったが、 昼時、この界隈を通りかかると、時たまは寄…

門前仲町・大衆酒場・魚三

1月19日(水)夜 夕方、ビッグサイトの展示会。 今日などは、ここ数日に比べると、 少し暖かいか。 (まあ、寒いことは寒いが。) 帰り。 門仲(門前仲町、モンナカ)の魚三へ寄ってみようと、考えた。 ビッグサイトからは門仲まで、都バスの路線があるので …

芋茎と油揚げの煮たの

1月16日(月)夜寒い日が続いている。皆様、いかがお過ごしであろうか。海流の関係というようなことを TVでいっていたような気がする。日が暮れると、都心でも2〜3℃というのは、いかにも寒い。温室効果で東京が冬でも暖かくなる以前、 我々の子供の頃は…

芋茎と油揚げの煮たの

鰤(ぶり)大根

1月16日(日)夜 引続き日曜日。 朝、チャーハン用の材料を買いに 近所の三筋にあるスーパーヤマザキへ行った際に、 鰤のアラが目に付いて、大根半分とともに、 買っておいた。 これは、鰤大根。 ご存知の鰤と大根を一緒にしょうゆで煮たものを 作ろうと思っ…

牛肉レタスチャーハン

1月15日(日)第一食 今日の第一食は、昨夜から決めていた。 なにかといえば、表題の通り「牛肉レタスチャーハン」。 これは昨夜のチューボーですよ。 しかし、チャーハンというものは、ほんとうに 難しい。 飯粒がパラパラ。 あるいは飯粒が玉子をまとった…

ぬた

1月14日(土)夜 土曜日、夜。 なぜだかわからぬが、 酢の物が食べたくなった。 この寒いのに、酢のものというのも なんとなく合わない気もする。 だが、別に酢の物といえば、夏だけのもの、 ではないのは、多少不思議ではある。 まあ、そんなものか。 例え…

鶏と大根の鍋

1月11日(水)夜 夜。 市谷のオフィスからの帰り道、 歩きながら、なにを食べようか考える。 しかし、寒い。 昼間は、そうでもなかったのだが、 日が暮れ、風も出てきている。 温かいもの。 鍋か。 簡単なのは、大根の鍋、 あたりか。 これは、お馴染み、池…

鶏と大根の鍋

すし栄・浅草松屋

一日、戻るような格好になるが、 連休中の日曜日。 1月8日(日)午後 相変わらず、朝からぐうたらした一日。 3時頃、腹が減った。 なにを食べようか。 正月というのは、なかなか、外食ができないし、 新鮮な生ものも出回らぬので、しばらく食べていなかった…

隅田川の白魚

さて。 今日は、隅田川の白魚について、 ちょっと書いてみたい。 NHK文化センターの講座 『池波正太郎と下町歩き』の2月度-佃島〜築地-で 詳しく書いているのだが、また、書いてみたくなった。 なにかといえば、先の初芝居の『三人吉三』の 例のセリフ。 「…

里芋とねぎのふくめ煮

1月7日(土)午後 二日行って、また連休。 また正月のぐうたら生活に戻ってしまう。 午後二時頃、寒いし、また火鉢の鉄瓶で 燗をつけて、一杯呑もうと考えた。 お節の余りも食べてしまおうと 冷蔵庫をのぞく。 数の子、わさび漬けに蒲鉾。 雑煮用の里芋が残…

里芋とねぎのふくめ煮

神田須田町・あんこう鍋・いせ源

1月4日(水)夕 さて。 引き続いて、4日。 4時半すぎ、芝居がはねて、国立劇場から出る。 半蔵門など、なにもない。 ちょいと、小腹もすいたし。 どこがようかろう。 知らなかったが、ここから無料の都バスが、 新宿、新橋、渋谷へ出ている。 私の場合、そち…

神田須田町・あんこう鍋・いせ源

初芝居 その2

引き続き、1月4日の国立劇場の歌舞伎見物。 タイトルに初芝居、と書いているが、 「初芝居」という言葉は、正月の芝居興行のことで 俳句の季語でもある。 寄席の世界では、正月の興行を初席、という。 「初芝居」。 よい言葉である。 昨日は、国立劇場の正面…

初芝居 その1

1月4日(水) さて。 引き続き、正月。 ここなん年か、正月は内儀(かみ)さんと 歌舞伎を観にいっている。 昨年は、新橋演舞場で「御摂勧進帳」「妹背山婦女庭訓」「寿曽我対面」。 今年は半蔵門の国立劇場にした。 私のホームグラウンドは落語で、 歌舞伎…

2012年 断腸亭の年越し その3

断腸亭の年越し、その3。 昨日は、氏神様である鳥越神社へ初詣へいって、 寝るまで。 さて、元旦。 元日の朝。 恥ずかしい話だが、 以前に元旦を元日の意味で間違って使い、 読者の方からご指摘を受けたことがあった。 “旦”という字は、朝、夜明けという意…

2012年 断腸亭の年越し その2

引き続き、断腸亭の年越し。 風呂に入り、紅白も終盤。 11時頃から蕎麦を茹ではじめる。 水にさらしておいた薬味のねぎをざるにあげておく。 大きな鍋を火にかけ、湯を沸かす。 蕎麦のざるを並べ、つゆを蕎麦猪口に入れる。 湯が沸いたら、蕎麦をほぐしなが…

2012年 断腸亭の年越し その1

2012年 平成24年壬辰(みずのえたつ) あけましておめでとうございます。 年もあらたまりました。 本年こそ、皆々様にとりまして良き年となりますよう お祈り申し上げます。 また、相変わりませず断腸亭料理日記を御贔屓賜れば 幸いでございます。 年の初め…