浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



インドカレー

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最近、作る頻度が減っているような気がするが、
なぜであろうか。
インドカレー

年のせいか。

ここに書いているが、昨年、チェーンのスタンドカレー
ゴーゴーカレー]やら[日乃屋カレー]だの、馬鹿にしたもの
ではなく、うまいことを発見した。
チェーンによってもちろん味が違い、満足できるもの。

これで、ある程度のカレー欲は満たされるようになった
のかもしれない。

と、いうことだが、たまには作ろう、インドカレー
最近はインドだけではないという意味か“スパイスカレー”
という言葉を使うことが多くなってきているのか。
だがまあ、今日のところはまだインドカレーでいってみる。

まずは、玉ねぎとにんにく生姜のみじん切り。

今まで、鍋一杯作ってきたが、もう量は減らそう。
半分を目安に。

玉ねぎは小さなもの一つ。
にんにく生姜は、小さじ2程度。

みじん切り器。アマゾンで買った。

手動の簡易フードプロセッサーのようなものか。
荒く切ったものを入れて、紐をなん回か引いて、
中の刃を回し細かく切る。

みじん切りの手間と

これを洗う手間とどちらが大きいか?。
少量であれば、包丁の方がよいが、そこそこ量が必要な
場合は、まあ、便利。
にんにく生姜も一緒に混ぜてみじん切り。

皿に広げ、油をたらし、混ぜておく。

このままレンジ加熱。下拵えである。
玉ねぎみじん切りは、狐色まで炒めるわけだが、
いきなりフライパンで炒め始めると、かなりの時間がかかる。
冷凍する、という技もあるが、前日からの準備になるので
私はやったことがない。料理というのは、一気に作りたい
ではないか。

レンジ加熱5分。一度混ぜて、もう一度5分。

だいぶ水分が飛んで、嵩(かさ)も小さくなった。

フライパン。

ごく弱火で炒める。
水分が抜けているので、狐色になるには時間はあまりかからない。

ただ逆に、火が強いと、すぐに焦げるので注意は必要である。

スパイスの準備。
ホールを、あたり鉢でパウダーにする。

これはクミン。

コリアンダーシード、フェンネルガルダモン。
それぞれ小さじ2程度であろうか。

こんなところ。
クミンはちょっと多め。これは私の好み。

スパイスはフライパンのみじん切りに合わせるのだが、
このままでは混ざらないので、水を少量加えて、

よく合わせる。
ターメリックはパウダーがあるのでそのまま入れる。

ホールも。

クローブとシナモン。
クローブも好きなので、ちょっと多め。

別のフライパンで肉を焼く。

今日は、牛肉が食べたかった。
もも肉ブロックを一口に切ったもの。

強火で焦げめを付けながら、全面焼く。

塩胡椒。
ちょっと変化球。ブランデーでフランベ。

香りではなく、うまみ付け。どれだけ意味があるかわからぬが。
最後に、カレー粉S&B赤缶をからめる。
OK。

鍋で合体。

使った二つのフライパンに水を一度煮立て、ヘラで残った
うまみを掻き取り、鍋へ。

ここにトマト缶カット、1/4缶。

カレー粉。
黄色味を補うため、ターメリックも。
ベイリーフ。これ、忘れていた。
コンソメ1かけら。
カスリメティ。豆の葉っぱだが、香りがよい。

煮込むのは40分程度。

最後に味見をしながら塩。
OK完成。

ご飯はレンジ加熱。

添え物は、らっきょとピクルス。

出来上がり。

動物性の脂は一切使っていない。肉も赤身で脂はない。
バター、もしくは乳清脂肪のギーを使うだけでこってりになる。
それで、スパイシーだがサラッとしたものになる。
これ、ちょいとしたことだが、出来上がりに大きな違いになる。

出来はまあまあ、であろう。