浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。
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初芝居 国立劇場 その1

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1月6日(日)

正月六日。

今日は、国立。
またまた、歌舞伎、で、ある。

初芝居は毎年、歌舞伎座か国立のどちらか
であるが、今年は両方観ることにした。

国立は、菊五郎
菊五郎劇団といってよいのか、区別がわからぬが、
音羽屋中心の配役、で、ある。

12時開演なので10時半すぎ、着物に着替えて出る。
着物は先日と同じもの。

半蔵門というのは拙亭からは地下鉄では行きづらい。
大江戸線で春日まで行って、南北線で永田町から歩く
といいうのもあるのだが、面倒なのでいつも三田線
神保町まで行って、タクシー。

チケットを引き取り、入場。
弁当を買う。国立は途中で弁当を買うところもなく、
劇場の中のもの。カツサンドとなぜか稲荷が入ったもの。

ロビーでは正月の余興、獅子舞。
富司純子寺島しのぶ親子の顔も見える。

なるほど。
富司純子はご存知の通り、菊五郎の奥様で、菊五郎
公演には歌舞伎座でもここでもよく見かける。
去年も歌舞伎座の團菊祭りでも観たが、この公演は、寺島しのぶ長男の
眞秀(まほろ)君も出演るのであろう。

パンフレットを買って着席。
今日の席は、一階、ほぼ中央。

さて、芝居は「姫路城音菊礎石
(ひめじじょうおとにきくそのいしづえ)」というもの。
以前に国立で掘り起こして上演したもののさらなる
改作のよう。

演目と配役を写しておく。

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国立劇場平成31年初春歌舞伎公演
並木五瓶作「袖簿播州廻」より
尾上菊五郎監修
国立劇場文芸研究会補綴

通し狂言
「姫路城音菊礎石」
五幕九場

序幕  曽根天満宮境内の場

二幕目 姫路城内奥殿の場

    同 城外濠端の場

三幕目 姫路城天守の場

四幕目 舞子の浜の場

    大倉谷平作住居の場

    尾上神社鐘楼の場

大詰め 印南邸奥座敷の場

    播磨潟浜辺の場

・・・・

印南内膳       尾上菊五郎

生田兵庫之介     中村時蔵
桃井家後室碪の前

古佐壁主水      尾上松緑
百姓平作
 実ハ与九朗狐
加古川三平

弓矢太郎       尾上菊之助
 実ハ多治見純太郎
主水女房お辰
小女郎狐

印南大善       坂東彦三郎
奴灘平

久住新平       坂東亀蔵

桃井陸次郎      中村梅枝
桃井八重菊丸

高岡源吾       中村萬太郎

庄屋倅杢兵衛     市村竹松

傾城尾上       尾上右近

平作倅平吉      寺島和史
 実ハ桃井国松

福寿狐        寺島眞秀

金子屋才兵衛     市村橘太郎
早川伴蔵

飾磨大学       片岡亀蔵

牛窓十内       河原崎権十郎

中老淡路       市村萬次郎

近藤平次兵衛     市川團蔵

桃井修理太夫     坂東楽善

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なんと、眞秀君だけでなく菊之助子息の和史君も
出演る。若き音羽屋同時出演は初めて?、わからぬが。
正月のご祝儀か。

さて。
通し狂言「姫路城音菊礎石」とはどんなものか。

普通に考えると、よくまあこんなにマイナーな芝居を
上演るものだ、と思うほど。説明をしようとすると
プログラムを丸写ししなければならないであろう。

ご興味のある方は、芝居を観てください、ということ
になろう。

なんでこんな芝居をするのかといえば、国立だから
なのであろう。

いや、決してけなしているわけではない。
観終わった感想は、かなりよかった。
歌舞伎座よりも、よかったかもしれない。

正月らしいし、なによりわかりやすかった。
長い通し狂言であるが、かなりの配慮だと思う。
一幕、一場の長さを短く作ってある。飽きずに観られる
というもの。

歌舞伎座で上演されているものは、そうはいっても
一幕一場は1時間を越える場合がほとんどであろう。
現代人には長すぎるのである。
まったく軟弱なもの。


ともあれ、この芝居、なにを書こうか。
考えよう。

 

 

  


つづく

 

 

 

真柴久吉公播州姫路城郭築之図
文久2年 貞秀