浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



グラタン きのことマカロニ

dancyotei2018-09-20

9月17日(月)敬老の日

秋、なのかと思ったら、またまた暑くなった。

なにかのTVでやっていたのだが、グラタン。

今日は暑くなったのだが、グラタンは秋っぽいものである。

グラタン、作ろうか。

食べたくなった。

9月に入るとコンビニのおでんが売れ始めるらしい。

実際にはまだ気温が高くとも、少し下がると、

秋・冬らしいものを食べたくなるのが、人間の心理

というもののようである。おもしろい。

と、いうことで、グラタン。

きのこを買ってあったのだが、きのこを入れて

きのこグラタンなぞ、秋らしいかもしれない。

鶏肉もいるだろう。

冷凍のストックがなくなったので出かけたついでに

ハナマサで購入。

安い、もも肉大袋2kgのもの。

バターが必須だがこれはストック品で足りる。

お!、忘れるところであった。

牛乳、牛乳。

牛乳はベシャメルソースには忘れてはいけない。

半分はコンソメスープで牛乳は500mlでよいであろう。

玉ねぎの買い置きが残り1個であった、一袋買う。

これでよろしいか。

帰宅し、夕方から作り始める。

レシピは小麦粉80g。

強力粉50g、薄力粉30gと分けるレシピもあるが

今日は薄力粉のみで80gにしてみる。(違いは私には

ほぼわからない。)

きちんと量る。
ベシャメルソースではきちんと量るのは必須である。
バターは無塩で85g。

小麦粉とバターをフライパンに入れ、炒め始める。

butter_kona.jpg(28361 byte)

バターが溶けると量がわかってくるが、

見た目にも脂の量は多い。

butter_kona2.jpg(20684 byte)

弱火でじっくり炒める。
ダマが完全になくなるまでである。

butter_kona3.jpg(18472 byte)

15分程度は必要であろうか。

段々にさらさらになってくる。

いいかな。

フライパンの火は止めておく。

水分は全体で1L。

牛乳500mlに、水500mlを足して

固形コンソメを入れ、温める。

ここはフライパンと温度を合わせる。

よいかな。

少しずつ、フライパンに移してゆるめていく。

お玉一つ入れて、ヘラでよくかき混ぜる。
またお玉一つ入れ、よくかき混ぜる。

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ここでダマになるかどうか。

ダマになったら、ミキサーで強引に粉砕してしまう

という手もあるが、、、、

温度の問題であろうか。

ん!。今日はよさそう。

全部入れ終わった。

OK。

香り付けにローリエを二枚入れておく。

具の準備。

きのこは、しめじとエリンギ。

玉ねぎ1/2個、鶏もも肉1枚。

どれも、一口程度の大きさに切る。

これもバターで炒める。

火が通ってきたら、白ワイン。

水分を飛ばして、塩胡椒。

OK。

ベシャメルソースに合わせる。

kinoko_tori.jpg(16431 byte)

きのこの量がそれぞれ1パック弱ずつあったのだが、炒めたら小さく

なってしまった。

このくらいであれば、マカロニも入れてかさ増しをしよう。

ソースと具材のバランスというのは、具を多めにするのが

よいようである。
特にマカロニを入れると、空洞の穴の中にソースが入るわけだが
かなりマカロニが多くなっても成立する。

一回マカロニを茹でて、合わせてみたらまだ入りそうなので

もう一回茹でて追加。

最後に塩を加えて味見。

OK。

耐熱皿に入れて、、、、、

ん?パン粉がない。

切れてるはずはないのだが、いつも仕舞っておく場所に

ない。内儀(かみ)さんが収納場所を変えたか。

内儀さんは外出中。

仕方ない、パン粉はなしで、パルメザンチーズと

バターをのせる。

まあ、パン粉はなくとも問題はない。

オーブントースターで焼く。

最高温で、表面に焦げ目を付ける。

出来上がり。

ビールを開けて、食べる。

今、けっこう暑い。エアコンは入れていないが扇風機を

回している。

それでも気分の問題だと思うのだが、熱いグラタンがうまい。

きのこのクリームグラタンのつもりが、

きのことマカロニのグラタンになってしまった。

グラタンにきのこを使ったことはなかったが、

もっとあってもよかった、ということか。