浅草在住、断腸亭錠志の断腸亭料理日記はてな版です。(内容は本店と同じです。)

断腸亭料理日記本店



煮込みとガーリックトースト&松が谷・ラーメン・てんくう


11月14日(土)第一食、第二食


さて、土曜日。


第一食は、先週作った、モツの煮込みがまだあったので、
これを温めたのと、ガーリックトースト


モツの煮込みとガーリックトーストの組み合わせは、
かの森下の居酒屋、山利喜の定番。


パンは食パンが冷蔵庫にあったので、これを切る。
にんにくをおろし、パンに塗りつけ、
上からオリーブオイルをたらす。


あとは、オーブントースターで焼く。





茹で玉子も一緒に煮ておいたのも残っていたので、
一緒に入れた。


モツ煮の煮汁で茹で玉子を一緒に煮たものも
山利喜の真似、ではある。


玉子の入ったモツの煮込みと、ガーリックトースト
これを考えたの山利喜が最初であろうか。


つまみとすれば、そうとうにうまい組合せ。
黄金、ではなかろうか。
(今日は、ちなみに、朝からは呑んでいない。)


うまい煮込みには、つゆの濃さ、というのが
第一のポイントだが、もう一つは、にんにく、
ではないかと思っている。
そこで、私の場合、しょうがの倍以上の量を入れている。


にんにくというのは、味もさることながら、
やはり、料理に生かす場合は、香り。


イタリアンでも中華でも、最初に炒めて、香りを出す。
香りというのは、煮返していくうちに、飛んでいく。
煮返すたびに、にんにくオイルのようなものを作り、
足してもよいのような気もしている、、。


ともあれ、ガーリックトーストは、煮込みには、
よく合う、のである。


さて。


第二食は、今週もラーメン。


この前、「秋葉原(神田佐久間町)麺屋武蔵 武仁


奥州麺処 秘伝 新御徒町店」
、というのにいった。


しかし、それにしても、この界隈、上野浅草、あたりにも
あるいは、もう少し広く、東京の東側にも、うまい、
ラーメンや増えたものである。


10年ほど前でも、まだまだ、話題のラーメンやというのは、
東京でも新宿やら、恵比寿など、西側が中心であった。


天神下の大喜をはじめ、ハイレベルのラーメンやも増えている。


下町、あるいは、東京の東側に住む、ラーメン好き、
とすれば、うれしいこと、で、ある。


さて、そういうわけで、今週は、
近所も近所、松が谷の、てんくう、と、いうところ。


松が谷というのは、私の住む元浅草の、
浅草通りをはさんで、北側の町。


できたのは、どのくらい前か。
2年くらいか、3年、4年にはなっていかろう。


だいぶ話題になっているのは、聞いていた。


3時までというので、2時すぎ、歩いて出かける。
合羽橋の道具街通りよりも二本手前、上野寄りの
路地を北へ入ったところ。


サーフボードショップがあって、その一軒おいて隣。
酒屋の前。


入ると、店の中はまだ新しい。


この時間であるが、まだ空席も少ないくらいに
にぎわっている。


右側が調理場で、その前にカウンター。
テーブル席もいくつかある。


入って左側の券売機、前に立って考える。
事前情報では、つけめん、それも塩のものが、
うまい、ということであったが、
最初であるから、まあ、ノーマルなしょうゆ味、
わんたん入りにしてみようか。


あいていたカウンターに、座る。


しばらく待って、きた。
しょうゆのわんたん麺。





まずは、魚介の香りが印象的。


食べてみると、麺はそうとうに細め。
スープを飲んでみると、香りほどには、
魚介の印象は少なく、脂も少なく、さっぱりめ。
かわりに、しょうゆの味が強い。


しょうゆ味はこってりにすれば、簡単なのかもしれぬが、
さっぱり系は、むずかしい。
そうとうな難易度ではなかろうか。
満足度を出すために、どうしてもしょうゆが、
立ってきてしまう。


そんな印象。


今度は、売りの塩のつけ麺を食べてみようか。









TEL 03-3841-5962
住所 台東区松が谷1-3-15 佐野ビル1F